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*一般向概要・動向記事
●IBMが語る、V6R1でアプリケーション開発ツールのここが大きく変わった
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一般向概要・動向記事

●IBMが語る、V6R1でアプリケーション開発ツールのここが大きく変わった

IBMのRationalソフトウエア・グループはSystem iのアプリケーション開発ツールとコンパイラーを大きく変更しています。新しいRational製品は最新のSystem iビジネス言語を導入するとともにRPG IVを拡張しています。

IBMの説明によれば、顧客の関心はIBMがWDSと関連ツールセットのコンポーネントを分離することに向けられており、今回IBMがこれに応えて多くを変えたものです。したがって、ショップは自分たちが実際に必要とする製品と必要数についてのみ料金を負担すれば済み、従来のごとくすべてを含んでいるバンドルに対して料金を支払う必要がなくなります。

月刊誌「System iNEWS」を発行しいているPenton Media, Inc.(ベル・データの業務提携先)の3人の記者がIBMのGeorge Farr (Rational製品の全世界を担当するマネージャー)に、今回の変更点と新たな方向について尋ねました。以下は、その一部を抜粋したものです。

System iNEWS
System iアプリケーション開発に関するIBMの発表について聞かせてほしい。

Farr
今回は、System iのアプリケーション開発で、いままでにIBMが行ってきたなかで最大のリリースであろう。顧客に製品を出荷する方法を大きく変えており、新しい製品を導入する一方で、他の製品の営業活動を終了しようとしている。新しく導入した製品のひとつはRational Developer for System i (RDi)。RDiは編集/コンパイル/デバッグを行うSystem i開発者に目標を置いている。もうひとつはRDi SOAで、この製品は System iの開発者に、編集/コンパイル/デバッグ機能に加えてウエブ機能を提供する。RDi SOAにはIBM Rational Business Developerと呼ぶ製品にSystem i用の最新のビジネス言語として、EGL(Enterprise General Language)が含まれている。

RDiとRDi SOAが新製品で、おなじくHATS for 52550があり、これにはHATSとWebFacingがひとつの製品として含まれている。我々がワークステーションの観点から導入しているのがこれらの製品。

System iNEWS
我々は基本的に三種類の新ワークステーション製品を持っている。RDi、RDi for SOA、HATS for 5250サーバー側に関しては?

Farr
サーバーに関して、RPG IVはV6R1でも引き続き改善されている。このリリースでRPG IVとCOBOLに大幅な拡張を導入しており、このパッケージがどのように変わっているかに触れてみる。

WDSについて、顧客がひとつの製品に多くを詰め込み過ぎているという認識を持っていたのでWDSを取り出して、異なるコンポーネントに分割した。WDSは3種類の異なる機構を有しており、顧客がWDSをオーダーするとき、何をオーダーするかを選択できる。ひとつの機構としてILEコンパイラーをオーダーでき、もうひとつの機構にHeritage Compilersを選択、三つ目の機構にADTSを選ぶことができ、さらに、これらは別々にオーダーすることもできる。WDSc 7.0はマーケティングを終了する予定。

各製品にはそれぞれ別々に異なる価格が付けられている。顧客はもはやWDSをプロセッサーグループ別料金方式で支払う必要が無く、選択した個々のオプションごとに支払えばよい。さらに、価格はユーザーをベースにしており、プロセッサーグループ別料金方式ではない。したがって、もし顧客にILEコンパイラーを使う必要があるプログラマーが5人居れば、5ランセンスに対して支払えば済むことになる。

顧客が喜ぶもうひとつのニュースは、過去Application Diagram and Screen DesignerはWDSc AE[Advanced Edition]に含まれていたためにWDSc AEを極めて高額で購入せざるを得ず、我々の顧客はこのWDSc AEの機能性に関して不満を持っていたが、今回我々はすべてのSystem i固有の機能をRDiのエントリー・レベル部分に移行しているので、顧客のこの不満は解消される。したがって、Screen Designer、Application DiagramなどSystem iのツールの拡張に関係するすべてがRDiのなかに存在することになる。

我々はRDiの一部としてApplication Diagramの第2リリースを出荷しようとしている。これには新しい多くの拡張が行われてる。また我々はScreen Designerにおけるテクニカル・プレビューの第2段階を出荷しようとしており、さらにこれらに加えてRSE[Remote System Explorer]に数々の顧客の要望を受け入れている。

System iNEWS
これらの変更は顧客がパッケージに関して抱いていた懸念に応えたものだが、RPGについてはどうか。なにか大切な拡張はあるのか。

Farr
RPG IVの誕生以来我々は各リリースでRPG IVに投資を続けてきている。我々の投資が無くして出荷されたリリースはひつも無い。RPGはなおも我々の戦略言語であり、将来も投資を続けて行く。RPGで我々が行った最大の拡張はマルチ・スレッド。V6R1はRPGに真のマルチ・スレッドを有しており、これによってRPGがSOAとウエブ・サービス、およびウエブ開発ツールに貢献できる。もし、RPGで書かれていてウエブで頻繁に問題を起こしたアプリケーションを持っているとすれば、今後はマルチ・スレッドの堅固なRPGにより、間違いなくパフォーマンスと生産性が改善される。

RPGの二番目に重要な拡張はプロシージャーにおけるローカル・ファイルのサポート。これはユーザーによる近代化に役立ち、またウエブ・サービスへの移行を支援する。

System iNEWS
顧客に的を絞った質問をしたい。現在V5R4でRPG、ILE、Heritage、ADTSを使っていて、V6R1にアップグレードは可能か?

Farr
もしそのユーザーが、ソフトウエア・メンテナンス契約(SWMA)を締結してメンテナンス料を支払っていればV6R1へのアップグレードは可能で、ILE、Heritage、ADTSへの権利が有る。ただし、ユーザーを思いやった数ではあるが、与えれるライセンス数に制限がある。我々はP5の平均的なユーザー数を二人から三人と見ており、P5の顧客に対して、Heritage、ILE、ADTSについて平均的な数字に1ライセンスを加えている。P10、P20についても同じ考え方だ。

RDi SOAについて言えば、我々のウエブ開発ツールであり、我々は最新のビジネス言語であるEGLを導入することに大変興奮を感じている。これはSystem iの顧客にとって非常に重要なことだ。なぜ重要といえるのか?EGLはウエブの面でSystem i用のアプリケーション開発に関して非常にプラスになる新しい角度からの取り組みが加えられている。開発者は既存のRPGアプリケーションをウエブに拡張できる。このことは、i5/OSに向けた戦略的なウエブ開発環境を提供することになる。また我々はRPGとEGLを統合することで、System iの顧客に真に優れたウエブ・エキスペリエンスを提供するための多くの方法をいま考えている。

System iNEWS
権利の面でRDiに関して触れて欲しい。我々が人々に話してきたことは、顧客がもしSEUを持っていれば、WDScも持っているということ。それはどのように変わるのか?
このことは、これらの新しいツールへのマイグレーションに影響を与えることになる。

Farr
過去、全てがひとまとめになっていて、WDScはWDSの一部だった。IBMはすべてを一括しており、顧客の認識は「過去IBMはあらゆるものを無償で提供してくれた。我々はそれらに支払っていない。なぜいま突然それが変わってRDiが有料になるのか」。しかしながら、顧客はWDSについて事実は支払っていた。すなわち、このシステムを購入するときに一部として支払っていたのだ。ただ違うのは、顧客はWDSについて支払って、そのすべてを入手していたということ。WDSについてP5は$3,650、P10は$10,000、P20 は$32,000が支払われていた。我々がいま採用している料金体系とビジネス・モデルは、(全てを提供するのではなく、顧客がそれを好むか否か、またはそれを使うか否か)双方にメリットがあるようにすること。顧客は必要とするものだけを購入する。これはIBMにとって投資の目的として役に立つ。理由は、我々は何が売れているかを知れば、何に投資をするかを知ることができる。したがって、開発者はRDiあるいはRDi SOAに対して権利は無い。理由はRDi とRDi SOAは新しいブランド製品であるから。ところが開発者はWDSc 7.0については権利がある。理由は現実にいますでに存在しているから。

System iNEWS
それでは、RDiとRDi SOAについては、IBMがSystem iの顧客の動向を見たいとする方向に向かっているということか?

Farr
我々は顧客がRDiとRDi SOAに移行することを奨励している。理由は、IBMの全投資がこの製品に向かっているから。我々はこの製品を若干の金額ではあるが有料製品にする。それによって得られる収入を開発に充当して製品を改善し、また継続して改善してゆく。全てが有償だが少し調整を加えて、顧客がADTSを持っていて将来RDiに移行したいのかどうかの情勢を調査して、プラスの方向に活かしたい。我々はそれらの顧客にRDiへの権利を与える可能性を考えており、あるいはたぶんそれらの顧客に値引きの利点を提供してRDiへの動きを奨励すると思われる。

System iNEWS
我々がいまWDScに目を向けたとき、多くのSystem iの開発者は興味を持っていないことは事実。Remote System ExplorerはRDiの一部であり、またJava 開発はRDi SOAの一部と見ることができるであろう。しかしながら、データの観点から、およびウエブ開発ツールの一部としてはどうか?これらはすべてSOAバージョンの内か?

Farr
そうだ。すべてはウエブ開発に関連している。その理由の一部(また我々が従っている基本的な戦略)は、開発者にあらゆるものを提供するのではなく、開発者の役割をベースにして製品を提供すること。我々が定義しているRDiの開発者の役割とはRPGプログラムのために実際に編集/コンパイル/デバッグを行うこと。そのなかにウエブ開発といった事柄は無い。

もし、開発者がウエブ開発者になりたいのであれば、RDi SOAに動き、新しいビジネス言語EGLに含まれているRBD、JSFデザイナー、およびウエブ開発に関連するあらゆるものを得ようとするであろう。それが我々のウエブ・イネーブル。

もし、その開発者がWebFacingとHATSを望むのであれば、このツールキットは無償で入手できる。しかしながら、過去と同じく、ランタイムは課金されるであろう。

さらに、開発者が上級のJ2EE開発者で、WDSc Advanced Editionを使ったことがあり、それに頼っていれば、購入する可能性がある。RDiはそれにつながる。ここでその開発者は本格的なJava開発環境を整えたといえる。

細かく見れば、System iの顧客にとって4種類の異なる開発環境がある。
RDi、RDi SOA、HATS for 5250、そして上級のJ2EEに向けた迅速なアプリケーション開発ツール。

System iNEWS
これらの開発ツールのなかに、ウエブ・サービス・ウィザードの一部を含むSystem i特有のツールがあるが、その他のツールも一部含まれている。これらはRDi またはRDi SOAの一部か?

Farr
ウエブ・サービスを含み、ウエブ開発に関係するあらゆるものがRDi SOAの一部になっている。

System iNEWS
それではIBMが考えていることは、もしユーザーがSEUから移行しつつあれば、RDiはそれらのユーザーが最初に必要とするすべてであろうということか。

Farr
そのとおり。

System iNEWS
ユーザーがウエブ開発に動き始めると、RDi SOAおよび他の一般的なRationalツールを欲するであろう。現在System iのコミュニティーにはこれらを使う人はほとんどいないが、将来はこのような動きをする人が増えるのであろうか。

Farr
そのとおり。このすべてのパッケージとツールは、我々がいま取り組んでいる他のテクノロジーに関して将来に向かっていることを意味している。それらのひとつはJazzで、Jazzプロジェクトに我々が取り組んでいることは広く知られている。これらは将来刺激的なことになろうとしている。すべてが同じテクノロジー、Eclipseをベースにしており、すべての製品のRationalセットはRDiおよびRDi SOAを共有し、また共に機能することができる。

System iNEWS
すべてがEclipseベースで、ほかに何かEclipseのプラグイン・・・・・

Farr
Eclipseにつながれば、RDiにつながる。

System iNEWS
ある範囲でこれらのツール、種々のコンパイラー、WDScを使っているショップは、ソフトウエア・メンテナンスの契約をしていても、RDiが有料になるので価格が変更されるのか?

Farr
そのとおり。RDiは新しいブランドの製品であり、それを考えれば、料金を払わなければならない。RDiにどれくらいの金額を払うにしてもRDiとは別途にソフトウエアのメンテナンス契約を行うことはでき、契約料金を支払えばすべての将来のリリースに権利がある。

System iNEWS
それでは、RDiに対して支払っていて、いずれかの時点でRDi SOAにアップグレードすることを決めた場合、何らかの・・・・・・・

Farr
そう。値引きがある。

 
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