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WebSphere Studio 3.5 の新機能 |
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| 特別記事のため、このページを印刷されてからお読みになることをおすすめします。 By Paul Conte Duke Communications International, Inc. WebSphere Studio (WSS) 3.5 ではどのような機能が強化されたか、そして WSS 3.02 と比較してどのような点が優れているのか、その真相を探る WebSphere Studio (WSS) は、IBM の主要な Web アプリケーション開発ツールです。WSS は、アプリケーションのユーザー・インターフェースとビジネス論理の一部またはすべてを提供する、HTML、イメージ、サウンド、Java のアプレットとサーブレット、Java Server Pages (JSP) などのファイルを管理します。WSS には、スクリプトやグラフィック・イメージを編集するツールなど、HTML や JSP のページを設計するための組み込みツールが備わっています。サーブレットやさらに複雑な Java コーディングを行うために、WSS は VisualAge for Java (VAJ) (プロフェッショナル版とアドバンスド版に付属) や他の Java 統合開発環境 (IDE) に接続します。 IBM が最近発表した WSS 3.5 には、興味深い機能強化や変更がいくつか加えられています。大きな変更点の 1 つは、WSS がアドバンスド、プロフェッショナル、エントリーの 3 種類の版に再パッケージされたことです。主にアドバンスド版とプロフェッショナル版に分かれており、エントリー版はプロフェッショナル版の制限付き試用版です (またエントリー版には、プロフェッショナル版とアドバンスド版に付属の追加製品がありません)。これら 3 つの版はすべて Windows 2000 プラットフォームとそれ以前のバージョンの Windows 上で稼働します。各版の内容と新機能の一覧は、『WebSphere Studio 3.5 の内容と新機能』を参照してください。
WebSphere Application Server のサポート強化 WSS プロジェクトは、全般的に WebSphere Application Server (WAS) Web アプリケーションに対応しています。WSS ワークベンチは、HTML、JSP、サーブレット、イメージなどのプロジェクト・ファイルを管理する場所です。WAS 以外の Web アプリケーション・サーバー上でも WSS プロジェクトを展開 (WSS 用語ではパブリッシュ) できますが、IBM は WAS 上で展開するアプリケーションの最適な開発環境として WSS を推奨しています。IBM がそう言うにもかかわらず、WSS の前バージョンには WAS 固有の機能の強力なサポートが不足していました。しかし WSS 3.5 の機能ははるかに改善されており、パブリッシュするターゲットに対して WAS Web アプリケーションの Web パスを指定できるようになりました。Web パスについて詳しくは述べませんが、基本的には WAS が物理ディレクトリー構造にマップする URL のサブストリングです。特に有利な点は、このレベルの間接化によってアプリケーション間のリソース共有が単純化されることです。開発システム上のプロジェクト・ファイルを参照する URL を、サーバー・プラットフォーム上の WAS リソースを参照する URL に変換する際に、WSS 3.5 は自動的に Web パスを組み込みます。 WAS 上で展開されるアプリケーションに対するもう 1 つの改良点は、JSP をベースにしたコード・モデルのウィザードのサポートです。従来のサーブレットをベースにしたモデルも使用できますが、新しいアプローチの方が e-Business プログラミング・モデルに関する IBM のアプリケーション・フレームワークによく適合しています。データベース・ウィザードは、ページ分割によるナビゲーションもサポートしているので、大きな結果セットを複数のページに分けて表示できます。 新しいワークベンチのユーザー・インターフェース ページ・デザイナー自体は、図 1 に示すように、新しい複数ドキュメント・インターフェース (MDI) によってワークベンチに統合されています。新しいインターフェースは、ツリー構造のファイル・ビューをディスプレイの左側に保持しており、ディスプレイの右側には関係、パブリッシュ、ページ・デザイナー、および VXML エディターのビューの独立したウィンドウがある点に注目してください。ビューを選択すると、ワークベンチ・メニューとツールバーがそのビューに対応する項目を表示します。たとえば、ページ・デザイナーのビューを選択すると、HTML のオプションと他の関連した編集オプションがすべて表示されます。
ページ・デザイナーのビューには、WYSIWYG 機能を備えたドラッグ・アンド・ドロップ方式の Web ページ・レイアウト・ツール、HTML ソース・コード・エディター、あるいは Web ページのプレビュー機能を表示するタブ・ウィンドウ (WSS 3.02 のページ・デザイナーと同様) があります。フレームを使用する Web ページの場合は、フレームと非フレームのソース・エディターとプレビュー・タブがあります。ページ・デザイナーには、次のように新しい機能がいくつか備わっています。 * ドキュメントのアウトライン機能。ページの HTML タグ・ツリーを表示し、属性を変更できます。 * ナビゲーション・ツール。ディレクトリー・ツリーから選択したファイルへのリンク、フォルダー、ファイル、およびイメージ・サムネイルの『ギャラリー』(ユーザーが管理) へのリンク、ユーザーが設定したブックマークのリストへのリンク、または以前参照されたファイルのリスト (ワークベンチが管理) へのリンクを追加できます。 * スタイル・シート・マネージャー。スタイルを選択してページやエレメントに割り当てたり、スタイル・エレメントを編集したりすることができます。 ワークベンチでの Java ソース・コードの編集は、引き続き外部エディターまたは Java IDE に依存して行います。WSS 3.02 と同様に、.java 拡張子の付いたファイルをダブルクリックすると WSS 3.5 がテキスト・エディターを立ち上げるように指定できます。また、VAJ IDE 内で Java ソースを編集して、ソース・ファイルを WSS プロジェクト・ディレクトリーにエクスポートすることもできます。 WSS 3.5 では、VAJ のセットアップと使用を WSS から簡単に行うことができます。まず、VAJ を実行して、ツール API への VAJ リモート・アクセスを開始します。次に、WSS ワークベンチから「Project」、「VisualAge for Java」、「Install Studio Tools from Visual Age」のメニュー項目を順に選択して、VAJ を構成します。VAJ を終了して再始動すると、WSS ワークベンチまたは VAJ メニューのどちらを使用しても Java ソースを両方向に転送できるようになります。強化された WSS-VAJ の対話機能はとても便利でした。 コンパクト HTML、VXML、WML、XML のサポート Web アプリケーションが標準の Web ブラウザー以外のデバイスに適用範囲を広げるのに伴って、新しいマークアップ言語が開発現場に登場するようになりました。WSS のいくつかのウィザードでは、生成するマークアップ言語をユーザーが選択できます。選択できるのは、HTML、コンパクト HTML、Voice Extensible Markup Language (VXML)、または Wireless Markup Language (WML) です。HTML とコンパクト HTML の編集はページ・デザイナーが直接サポートしており、また言語依存の VXML エディターがワークベンチに組み込まれています。WML と Extensible Markup Language (XML) を編集するには、別のエディターを使用する必要があります。 コンパクト HTML の詳細は http://www.w3.org/TR/1998/NOTE-compactHTML-19980209/#www3 VXML の詳細は http://www.w3.org/TR/voicexml WML の詳細は http://www.as400.ibm.com/developer/java/xml/documents/mobile.html#appena をそれぞれ参照してください。 WSS CD には、IBM XML Tools バージョン 0.0 のインストール・ファイルが入った zip ファイルが収録されています。これらの XML ツールは、IBM の alphaWorks による『テクノロジー・プレビュー版』です。ツールの 1 つは Visual XML Creation で、これは SQL Select 文を作成して結果を XML ドキュメントにマップするウィザードです。また、SQL 照会と XML オプションを構成ファイルに保管でき、IBM 提供の Java クラスを Web アプリケーション内で使用して照会のパラメーターを設定し、照会を実行して、XML 出力を生成することもできます。もう 1 つのツール、Visual XML Builder を使用すると、XML モデルをカスタマイズしてフォームを生成できます。エンド・ユーザーは後でそのフォームに入力して、そのモデルに基づいた XML ドキュメントを作成できます。これらの XML ツールはまだ正式な製品ではありませんが、アプリケーション内で XML を処理するための強力な機能をいくつか備えています。 パーソナライゼーションとパフォーマンス・モニター IBM が現在 WAS 3.5 アドバンスド版用に販売しているアドオン製品、WebSphere Personalization for Multiplatforms を使用すると、ユーザーが定義した分類子、アクション、および定義のセットに基づいて、Web サイトのビジターごとに表示する内容を動的にカスタマイズできます。WSS アドバンスド版にはこの製品の開発者ライセンスが付属しており、また分類子と規則を作成して Web ページに組み込むためのワークベンチ機能が備わっています。簡単に言えば、分類子、アクション、および規則は構造化された英語のソースで、WSS はこれを JavaBeans にコンパイルします。WSS アドバンスド版のワークベンチには、このソースに対する作業を行うためのテンプレート、ウィザード、および専用エディターが備わっています。分類子、アクション、または規則のコンパイル後、WSS のページ・デザイナーを使用して、コンパイル結果を他の JavaBean とまったく同じように Web ページに組み込むことができます。 (p5) WSS アドバンスド版に付属の Page Detailer は、WAS の Web トラフィックを追跡して、すべてのページ・エレメントについてサイズと時間の情報を提供します。時間の情報は、SSL 接続セットアップ時間、サーバー応答時間などのカテゴリーに分けられます。表計算ソフトウェアなどを使用した分析のために、取り込んだ結果を XML、テキスト、またはコンマ区切り形式でエクスポートできます。Page Detailer について詳しくは、『Page Detailer による詳細情報の収集』を参照してください。
その他に気づいたこと 以前の WSS 3.02 の評価で、筆者は製品のドキュメントについて批判しました。WSS 3.5 を見てみると、ワークベンチのヘルプ・ファイルと「WebSphere Studio Guide」が用意されています (ただし、Web ベースのチュートリアルは更新されていません)。残念ながら、これらはどちらもこの製品の複雑さに見合ったレベルに改善されておらず、またアドバンスド版の場合は WSS の価格に釣り合うレベルではありません。分かりやすい例を挙げれば、「Guide」の索引には XML、スタイル・シート、テーブル、コンテンツ・マネージャーなど、数多くの重要な用語がリストされていません。新機能や以前からの機能に関する基本的な情報を見付けるのにも苦労しました。しかも、「Guide」には依然として検索機能が備わっていません。また、XML ツールのインストールやセットアップの情報もありませんでした (ただし、インストール後には WSS のものより良質なドキュメントが提供されています)。WSS のさまざまな機能をすぐに効率的に活用できるように、IBM は「Studio Guide」とヘルプ・ファイルの両方を改善する必要があります。 信頼性とパフォーマンスについて最終評価を与えられるほどに新バージョンを使い込んではいないのですが、初めて試用してみた限りではどちらも良好でした。現在のところ、WSS がクラッシュしたのは 1 回だけです (WSS 3.02 のプロジェクト・ファイルを WSS 3.5 に変換するときに) WSS が 2 つのバージョンに分かれたので (一方は WSS 3.02 のおよそ半額、もう一方は 4 倍の価格)、ユーザーはどちらを購入するか決めなければなりません。アプリケーション開発者の観点から見ると、1600 ドルの追加料金で入手できる主なツールはリモート・デバッガーとパーソナライゼーション・ウィザードです。展開やパフォーマンス測定のためのソフトウェアをユーザーや会社がまだ持っていなければ、WAS アドバンスド版、WebSphere Personalization、Page Detailer のライセンスが付属することも利点です。これらの製品を使用して構成されたサーバーがすでに会社にある場合は、開発者が各自これらの製品を持っている必要はないかもしれません。またアドバンスド版を使用すると、ワークベンチを共用のバージョン制御システムに組み込むこともできます。
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