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ミレニアムについて考える |
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| By Sharon Hoffman, Duke Communications International, Inc. 2000 年は、AS/400 にとって大きな成長の年でした。この成長を象徴するのは、システムの名称が e-server iSeries 400 に改められたことです (このことだけではありませんが)。iSeries へのブランド変更は、ロチェスターのユニークなサーバー技術に IBM が自信を持ち続けていることの現れとして特に重要です。iSeries 400 を e-server 構想に全面的に組み入れることで、IBM はこのプラットフォームをe-business市場の主力に位置づけ、多くの AS/400 支持者がこの位置づけに賛同しました。またこのブランド変更は、AS/400 のもつ『古いテクノロジー』というイメージを打ち消すのにも役立つかもしれません。しかし、このようなイメージ・チェンジを実現するには、大々的なマーケティング活動が必要なのではないでしょうか。IBM は、AS/400 に対しても、新しく生まれ変わった iSeries に対してもこのような投資をするつもりはないようです。 iSeries について IBM がとっているマーケティング方針は、IBM がサーバーを販売するということです。この考え方によると、顧客は「IBM」を買おうと決めているはずで、その後でエキスパートが顧客のニーズに最適な IBM サーバーを決めます。この考え方は、よく自動車の販売にたとえられます。SUV が必要な (あるいは欲しい) 人がいれば、スポーツ・カーが必要な人やミニバンが必要な人もいます。Ford がこのようにさまざまな要件を満たす種々の自動車を用意しているのとちょうど同じように、IBM にはあらゆるビジネスのニーズを満たすソリューションがあります。これはうまい比喩ではありますが、実際に人々がどのようにして自動車やサーバーを購入するのかを考えていません。 ブランド名を購入基準にする顧客もいますが、昔ながらの筋道をたどる顧客の方がより多く存在します。つまり、必要な製品のタイプを決め (つまり SUV、スポーツ・カー、ミニバン)、それからその製品カテゴリーの中で選択肢を比較検討するという筋道です。スポーツ・カーのドライバーは、そのメーカーの提供するミニバンの良し悪しには関心がありません。同様に、顧客はまずサーバーの要件を決めてから、次にその基準を満たすサーバーを比較検討するのだと思います。サーバーを区別しない IBM のマーケティングは、この市場力学を考慮に入れていません。 ブランド名が認知されていることの価値を否定する人はいませんが、IBM は個々のプラットフォームのマーケティングにも投資しなければなりません。これは特に iSeries の場合には重要なことです。なぜなら、AS/400 コミュニティーの外ではこの製品の長所がほとんど知られていないからです (IBM 幹部への注: この仮定は簡単に実証できます。忘年会のような社交の場で、何人かに手当たり次第 iSeries についてどう思うか聞いてみてください。ミネソタ州ロチェスターに住んでいるのでない限り、ポカンとした顔で見られるか、無情にも「iSeries って何ですか?」と返されることになるでしょう)。 AS/400 の新しい名称をめぐる大げさな宣伝や疑問は別にして、2000 年はこのプラットフォームにとって成功の年として記憶されることでしょう。IBM は、新しい iSeries ハードウェアと OS/400 V4R5 の技術を大きく進化させました。最も大きな iSeries サーバーには、銅配線技術とシリコン・オン・インシュレーター(SOI)技術を組み合わせた IBM の I-Star プロセッサーが初めて採用されました。また AS/400 は、Java のパフォーマンス向上 (V4R5 の Java パフォーマンスは V4R4 に比べて 65 % 向上)、700 Mhz の Integrated Netfinity Server、そして Unix アプリケーションの AS/400 への移植を容易にする AS/400 Portable Application Solutions Environment (PASE) の採用によって、新たなマイルストーンを築きました。更新された ドミノ専用サーバー(Dedicated Servers for Domino:DSD) のラインは、IBM が Domino for iSeries 400 で成功を続け、同製品への投資を継続していることの表れです 筆者 (そして他の多くの人) が 2000 年に起こるのを期待したことは、Java、Extensible Markup Language (XML)、Domino などの技術を使用した最新の AS/400 アプリケーションの発展でした。確かにこの分野では大きな進歩がありましたが、Y2K プログラミング・プロジェクトによるリソースの制約が解かれた後に、期待したような大きな変化のうねりはありませんでした。あったのは、これらの新技術を学び、既存のアプリケーションにどのように統合できるか知りたいという関心の高まりでした。これは心強いことですが、まだやるべきことはたくさんあります。ですから、今年の抱負を語るときには、アプリケーションの近代化という目標も忘れないでください。筆者が "Call to Action" (行動の必要)で述べたように、AS/400 は岐路に立っています。アプリケーション・ポートフォリオを再び活性化しないかぎり、マーケティングや技術をいくら強化しても、このプラットフォームの成功が続く保証はありません。 IBM はすでに、iSeries 400 に関する 2001 年の予定を顧客にほのめかしています。特筆すべきは、OS/400 の新しいメジャー・リリースです (名称はおそらくV5R1)。V5R1 は、OS/400 のこれまでで最大のリリースになるようです。筆者が期待しているハイライトは、論理区画 (LPAR) リソースの動的割り振り、論理区画内での Linux の稼働、Operations Navigator の大幅な機能強化、新しい RPG、データベース、クラスターのサポートなどです。また、Java、XML、および SQL が引き続き重視され、機能とパフォーマンスの両面が強化されることにも期待しましょう。2000 年の元旦は潜在的な Y2K 問題を心配しながら迎えましたが、幸いにもほとんど問題は起こりませんでした。こうした騒ぎもなく 2001 年を迎えるにあたって記念しておくべき大事なことは、数多くのプログラマーの苦労がなければ、1999 年から 2000 年への移行時に世界中のコンピューター・システムが大混乱を起こしただろうということです。昨年の大晦日をシステムの番で過ごした皆さん、この移行によってビジネスが中断されないように努力した皆さん、おめでとうございます。そして、昨年のパーティーに行かれなかったあなたは、次のことを覚えておいてください。純粋主義者によれば、新しいミレニアムは実際には 2001 年の元旦から始まるのです。 |
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