Sharon L Hoffman著 iSeriesには新しいシステムを購入したときに自動的に付いてくる隠れた宝石が満載されています。こうした予め組み込まれているボーナスの中にはすべてのシステムの一部になっているものもあります。または広く使用されているライセンスが付与されている製品(LPP:
Licensed Program Product)に関係しているものもあります。たとえばWebSphere Development Studio
Client for iSeries(WDSc)はPDM、SEU、RPGコンパイラなどといった他のコンポーネントを含む同じLPP(5722-WDS)の一部であるので、iSeriesの開発者なら誰でもクライアント・ベースの全開発ツールにアクセスできます。一方その他のおまけは購入したモデルやOS/400の標準版とエンタープライズ版のどちらを選んだか、などに依存します。(本稿は主にV5R2の機能およびパッケージに基づいて記述されていますが、ここで説明する項目のほとんどは古いリリースでも利用できます。V5R3でないと利用できない機能については文中でそう述べます。)
Java どのiSeriesでもJavaアプリケーションを実行することができます。Java仮想マシン(JVM:
Java Virtual Machine )はシステム・ライセンス付与内部コード(SLIC: system licensed internal
code )に組み込まれていて最適なパフォーマンスが得られるようになっており、Java開発キット(JDK: Java Development
Kit)も無償LPPとして提供されます。
JVMとJDKに加え、無償LPPあるいはオープン・ソースのダウンロードとしてIBM Toolbox for Javaが提供されます。iSeries上またはiSeriesに接続されているほかのシステム上で実行されているJavaアプリケーションはToolboxのクラスを使用してiSeriesのプログラム、データ、メッセージ・キュー、スプール・ファイルなどにアクセスすることができます。同様に、iSeries上で実行されているJavaアプリケーションはJavaのJDBC機能を利用して他のプラットフォーム上のデータやストアード・プロシージャにアクセスすることができます。
WAS Express 現行のiSeriesアプリケーション環境においては、Webアプリケーション・サーバーはほとんどのブラウザ・ベースのアプリケーションにとって必須の存在です。Webアプリケーション・サーバーはそうしたブラウザ・ベースのアプリケーションとiSeries上で実行されているバックエンドのプロセスとが通信できるようにするための特別な機能(たとえばサーブレットのサポート)を提供しています。WAS
ExpressはIBMのWebアプリケーション・サーバーの中で最もシンプルで最軽量のサーバーです。WAS ExpressはLPPとして利用可能でOS/400のさまざまなリリースや版に同梱されていて、新しいi5システムのi5/OSの一部としてライセンス供与されます。