System i上で簡単に利用できるコネクターの中で最も有名なのがJavaのJDBCで、SQLデータベースへアクセスするのに必要な使いやすいクラス群を提供しています。JDBCを使用するには、連携しようとしているデータベース用のJDBCドライバーをインストールし、データベース・サーバーとSystem
i側で必要な設定をし、JDBCドライバーと連携するJavaプログラムを用意する必要があります。
Windows PCにMySQLをインストールするのは簡単です。ブラウザで dev.mysql.com/downloadsへ行って連携したいデータベースのフリー版をダウンロードします。MySQLをとりあえず使ってみたいという場合はCommunity
Serverの最新の安定したリリースをダウンロードすると良いでしょう。私はMySQL 5.0をダウンロードしました。そして、System
iからMySQLへアクセスするのにJDBCを使用するつもりだったのでMySQL Connector/J 5.0もダウンロードしました。ダウンロードしたらMySQLのインストール手順に従ってPC上にWorldのサンプル・データベースをインストールします。すべてをセットアップして使用できるようになるまでに約1時間程度かかります。
MySQL Query Browserを起動し、図1にある簡単なクエリーを実行します。このクエリーは1つのテーブルに対して発行する基本的なSQL
SELECT文です。この時点では、Java/JDBCアプリケーションに出力させたいと思っているデータをMySQLテーブル中で確認するだけです。データベースを新規に作成するときは、この例のデータベースの中から始めると良いでしょう。
私が始めてJavaのテスト・プログラムを作成したとき、IBM WebSphere Development Studio Client (WDSc)
for iSeries Advanced Edition version 7.0を使ってコーディングとテストを行ないました。つまり、MySQLデータベースが稼働しているのと同じPC上でJava/JDBCアプリケーションを開発してテストしたことになります。データベースがホスティングされているサーバーと同じサーバー上でJavaアプリケーションを実行するときは、図2のセクションBの最初の部分でコメント行となっている文(DriverManager.getConnection文)にあるような接続文字列を使用するのが普通です。この文は後述するJDBCのURLとlocalhostのホスト名、接続するデータベース名(World)を指定しています。MySQL
JDBCドライバーがlocalhostをサーバーの名前として識別するJDBCのURLを処理する際、データベースへのアクセス権限がすでにあることを前提としています。
System iに移植する前に、構成に関するいくつかの点について知っておかなければなりません。デフォルトではMySQLデータベースへのネットワーク接続はポート3306を使用します。デフォルトのポート番号を使用するときはJDBCの接続文字列でそれを指定する必要はありません。しかしTCPのポート番号を変更した場合は、JDBCの接続文字列も変更する必要があります。たとえば、ポート9906を使用するには接続文字列をjdbc:mysql://WXP:9906/World?user=cpelkie&password=cpelkieのように変更してください。