2018.08.23
 

複数区画構成のIBMiでQRMTIPL値(システム値)を変更する

Question

今度夜間ビル停電があり、システムを停止させます。停電予定時間は翌朝までなのですが、 今回その後、業務開始前にバッチジョブを実行しなければなりません。

ビル管理者より複電が完了したら連絡をいただくようになっており、IBMiで任意のタイミングでリモートから電源をあげる方法がないか探しておりましたところ、システム値にQRMTIPL値を見つけました。値のヘルプを見たところ、要望の操作ができそうに見受けられ、システム値を変更しようとしたところ、エラーが出てしまいました。

どうすれば変更できるのでしょうか。尚、弊社のシステム環境は複数区画のLPARにて構成されています。

ヒント02

Answer

QRMTIPL値は専用電話回線などを用い、システムの電源をオンにすることの許可を制御するシステム値です。

システムの稼働全体に影響をあたえるため、クライアント区画では実行出来ないメッセージが表示されてしまいます。

QRMTIPL値のシステム値を変更するにあたり、システムの構成により、変更方法が違います。

  1. システムがスタンドアローンの場合

    エミュレーターセッション画面より、権限*ALLOBJ及び機密保護管理者(*SECADM)をもっているユーザープロファイルにだけ、   システム値の変更が出来ます。

    WRKSYSVAL QRMTIPLより、0に変更してください。
    この変更は即時適用になりIPLは不要です。

  2. システムが複数区画に分かれている場合 (今回のケースではこちらが該当します。)

    変更時のエラーメッセージ上では、ホスト区画で実行するようメッセージが表示されますが、残念ながらOSの使用上、ホスト区画においても当値を変更することは出来ません。
    Advanced System Management Interface(ASMI)にアクセスし、全ての区画のQRMTIPL値を変更することが出来ます。

また、このリモートパワーオンでは電話やモデム、または SPCN シグナルを使用しての呼び出しが必要なため、システム値を変更設定するだけでなく回線の設定や準備等も必要となります。セキュリティーへの影響も含め、停電がごく直近の予定でしたら、別の手段を検討いただいたほうがよろしいかもしれません。

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