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IBMi海外記事2020.02.25

IBM i のモニタリングで存在感を高めるNagios

Alex Woodie 著

モニタリング ソリューションをお探しのIBM iのショップは、候補リストにNagiosを加えてみてはいかかでしょうか。このオープンソース ソフトウェアは、IBM i のショップによって利用されてきましたが、IBMによって最新のテクノロジー・リフレッシュで追加された新たなSQLコネクタと、計画されているHMCのモニタリング機能のおかげで、NagiosとIBM i の接続性はさらに向上しています。

Nagios Coreは、サーバー、ストレージ、ソフトウェア、サービス、ネットワーク機器、その他にもネットワークに接続可能なモノのすべてをモニターするために世界中の何千もの顧客によって採用されてきた無償のオープンソース ソフトウェア プロジェクトです。このソフトウェアは、ソース デバイスからLinux上で稼働するNagios Coreへデータを移動するオープンソースのプラグインを開発している大規模なコミュニティによってサポートされています。

2017年にIBMは、IBM i 向けの Nagios プラグインのベータをリリースしました。これは、Nagios CoreまたはNagios XI(Nagiosのエンタープライズ バージョン。ミネソタ州セントポールのNagios Enterprises社が開発および販売)からIBM iメトリクスをモニターできるようにするものです。このプラグインによりユーザーは、ジョブごとのCPU使用率、一時的なストレージ使用率、アクティブ ジョブの合計数など、様々なIBM i サーバー メトリクスをモニターできます。

このIBMのNagiosプラグインでは、異なる15のメトリクスをモニターできました。Nagios Coreを使用した場合はコマンド ライン インターフェースから、Nagios XIを使用した場合はより複雑なGUIインターフェースから利用できました。

Nagios XI
Nagios XIでは、IBM i管理者はGUIダッシュボードからメトリクスのモニタリングを行えます。

IBMは10月、IBM i 7.3 TR7およびIBM i 7.4 TR1で、 Nagiosでのモニタリングに関して2つの機能強化 を発表しました。1つ目の機能強化は、Nagios環境内で複数のシステムまたはLPARをモニターするための新たなウィザードの追加です。2つ目は、SQLを使用してIBM i上でカスタムNagiosプラグインを作成するための新たなウィザードでした。

Nagios Enterprises社のIBM i担当のリード インテグレーション スペシャリスト、Aaron Cieslicki氏によると、SQL Nagiosプラグインを作成する新たなウィザードにより、IBM i顧客にとって大変革がもたらされるということです。

「SQLベースのモニタリングは、まさに「王国の鍵」です」と、Cieslicki氏は『 IT Jungle 』へのメールへ述べます。「ほぼすべてのデータ ポイントおよび状態について、SQL照会を介して知ることができるため、言ってみればモニタリングにおけるスイスのアーミー ナイフとも言えそうです。1つのシンプルなインターフェースから、IBM iに関するほぼすべてのデータをモニターすることができます。また、IBM iには何もインストールする必要はないため、エンド ユーザーの作業は最小限で済みます。」

LPARサポートおよびSQL作成ウィザード機能を含んだ新たなプラグインはどちらも、IBM i 7.3 TR7および7.4 TR1のデリバリーで 先月リリース されました。Cieslicki氏によれば、近々リリースされる素晴らしい機能がまだあるようです。

「ハードウェア管理コンソール(HMC)のモニタリングに対する多くの要望があり、IBMの開発者は現在、HMC Nagiosプラグインの開発に取り組んでいます。近いうちに、最初のコードを目にすることになると思います」と彼は記しています。「HMCの次の作業が何になるかははっきりしていませんが、Nagios社のスタッフは皆、IBM iのモニタリングで引き続きIBMと協働できることにワクワクしています。」

Nagios

IBMのプラグインは、無償のNagios CoreでもNagios XIでも使用できます。Nagios XI Standard Editionは、GUI構成、カスタム ダッシュボード、カスタム ユーザー ビュー、エグゼクティブ サマリー レポートなどの機能を提供し、価格は1,995ドルからです。さらに多くの機能が必要な場合は、Nagios XI Enterprise Editionで利用することができます。価格は3,495ドルからで、キャパシティ プランニング、スケジュール レポート、監査ロギング、Webコンソールを通じたサーバーへのアクセスのサポートなどの機能があります。

Nagiosの価格の手頃さは「さらなる魅力」だと、Cieslicki氏は述べます。「ある見込み客と話をしていたときに、表示価格で下2桁のゼロが抜けているのではないかと聞かれたことがあります」と彼は記しています。「他のモニタリング ソリューションと比べても、破格の取引と言えるはずです。」

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