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サポートチーム便り2010.01.08

V5R4での-mkdir inの使用

Question

ファイル転送に Secure FTP (SFTP) を使っています。実際にファイルを転送する前に、リモート・マシンで必要なディレクトリーが使えるよう mkdir コマンドを実行しています。しかし、ディレクトリーが常に存在する場合、エラーで SFTP が途中停止するのは避けたいと思っています。こうした可能性を回避するため、-mkdir オプションを指定したスクリプトを実行しています。V5R3 から V5R4 にアップグレードするまではこれでうまくいっていました。V5R4 が -mkdir を有効なコマンド・ライン・オプションとして認識しないのです。どうしたらいいでしょうか。

Answer

-mkdir を V5R3 または V5R4 で動作させるには、特定の PTF をインストールしておく必要があります。V5R3 に適切な PTF はインストールしてあるでしょうか、それともまだ V5R4 にはインストールしていませんか。PTF は次の 2 つです。

V5R3 5733-SC1 SI25208
V5R4 5733-SC1 SI25209

PTF のテキストに IBM は -mkdir オプションを廃止する予定と記載されています。

「put ではなく -put を使用してください。エラーは無視され、コマンドは以降も処理されます。」

したがって「put myfile.txt」ではなく、例えば「-put myfile.txt」を使用すれば、-mkdir オプションを使用した場合と同じ結果が得られます。PTF によりレガシー・スクリプトにも -mkdir が機能するようになりますが、IBM としては最終的に新しい「put」コマンド構文を使用するよう勧めています。

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