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IBMi海外記事2012.11.20

IBM i TR5 (Technology Refresh 5) の発表

【製品の概要】

IBM i 7.1 Technology Refresh 5 (TR5)は、IBM i プログラム・オファリングおよび IBM Software Group の関連オファリングと共に、パフォーマンス、ユーザビリティ、および統合性の機能強化を実現します。 IBM i は以下の機能拡張を通じて、顧客の投資を継続して保護します。

  • よりシンプルで使いやすい、IBM i 用の IBM i 管理ツール
  • よりシンプルになる、IBM WebSphere Application Server の IBM i へのインストールおよび管理
  • 新しい Java ツールボックスである JTOpen Lite、または XML Service for i を使用することによる、ネイティブ IBM i 成果物へのより容易なプログラミング・アクセス
  • 最新のテクノロジーを使用可能にして、I/O テクノロジーの選択肢をさらに広げる、新しいハードウェア
  • DB2 機能の改良により、より高速、よりスマート、より安全な方法を提供
  • SmarterCloud Entry および Systems Director の機能拡張による、IBM i 用の新しいクラウド・サポート
  • IBM InfoSphere Guardium V9、IBM WebSphere Application Server V8.5、IBM WebSphere Portal V8.0、および IBM WebSphere Commerce V7 Feature Pack 5 における IBM i サポートの拡張

【生産開始日】

2012 年 10 月 9 日

【ハイライト】

TR5 による主要な機能強化点は以下のとおりです。

  • IBM i
    • IBM Web Administration GUI は以下を提供します。
      • IBM WebSphere Application Server V8.5 および IBM WebSphere Portal V8.0 用の GUI インターフェース
      • WebSphere Application Server V8.0 および V8.5 を対象とした製品およびフィックスのインストール・サポート用の GUI インターフェース
    • 2 GB 以上の大きいファイルを処理できるよう、IBM HTTP Server を拡張します。
    • JTOpen Lite (JTLite) ライブラリーは、モバイル・アプリケーションが IBM i ネイティブ・オブジェクトにアクセスできるよう、新しいスモール・フォーマット Java ツールボックスを提供します。
    • IBM Navigator for i のユーザビリティーおよびパフォーマンスの向上。
    • 新しい XML Service for IBM i ツールキットは、言語に依存しない方法を提供してネイティブ IBM i オブジェクトにアクセスできるようにします。
    • 低価格な 2 ポート非同期通信アダプターをサポートできるよう、IBM Facsimile Support for IBM i を拡張します。
  • IBM i 7.1 TR5 には、Power 770 と Power 780、USB Tape、USB and SATA Removable Hard Drives (RDX support)、低コストの非同期通信アダプターを含む、新しい IBM Power ハードウェア、ファームウェア、および I/O のサポートが含まれます。
  • DB2 for IBM i:
    • より良く、より高速で、よりスマートなパフォーマンス
    • 新規および拡張された SQL ステートメント、データベース API、およびデータベース・コマンド
  • BRMS Enterprise は、広く普及している BRMS 製品を拡張し、分散システム上のバックアップ処理について中央集中型モニターおよび自動化を提供します。
  • IBM i クラウドの機能拡張は以下の通りです。
    • IBM Systems Director VMControl システム・プールにより、ワークロードが単純化されます。
    • Systems Director モニターが拡張されて、モニター・ビューのナビゲートと作成が容易に行えるようになり、メッセージに直接応答できるようになります。
    • Power ブレードのプラットフォーム管理サポート。
  • HMC V7 R7.6.0 は、以下において拡張されます。
    • 同時に 16 区画を移動できる機能
    • HMC ブレード・マネジメント。冗長な VIOS、Active Memory Sharing、Suspend/Resume、および Live Partition Mobility が含まれます。
  • IBM Software Group ソフトウェアの IBM i に関する機能拡張は次のとおりです。
    • InfoSphere Guardium V9.0 は、データ・ソースとして DB2 for IBM i が含まれるようになります。
    • IBM WebSphere Commerce V7 Feature Pack 5 が IBM i でサポートされます。
    • WebSphere Application Server V8.5。

(注)Technology Refresh 5 という用語は、新しいハードウェア機能をサポートするために必要となる PTF のセットを指します。 Technology Update という用語は、IBM i および関連製品に追加機能を提供する、複数の PTF または PTF グループ (あるいはその両方) を指します。
Technology Refresh という用語は、この両方をまとめて広く用いられます。

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