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製品・技術情報2019.04.11

PDTって一体全体何でしょう。

Question

先日、エミュレーターをACSに変えてから、印刷の文字ピッチや印字のされ方がおかしいと、問い合わせをさせていただきました。 結果、問題はメーカー提供のPDTを使わず、カスタマイズされたものを利用していた為、という結論に至り、メーカー提供のものを使った所、印字位置等が正常に戻りました。

しかし、カスタマイズされていたものを使っていたとするのであれば、デフォルトから必要な要件があったのでカスタマイズしていたのだと思います。 以前のシステム管理担当者もPDTについて明るくなく、そもそもPDTとはどういうものなのかが分かりません。

現在のメーカー提供のものをそのまま利用していいか判断するためにも、PDTについて、教えていただけませんでしょうか。

Answer

プリンター定義テーブル(Printer Definition Table:PDTファイル) とは、簡単にいうと、印刷のされ方が書かれた仕様書です。

プリンター定義ファイル (Printer Definition File:PDFファイル) を変換して作成することができます。

PDF および PDT は、プリンターへの文字と制御コードの伝送と、 プリンター出力の形式を定義します。

イメージとしては、PDFはプログラムソース、PDTは印刷物の印字・出力のされ方の変換テーブル、と思っていただければ良いかと思います。

このPDF ファイルは、以下の 3 つのメイン・セクションによって構成されます。

  • マクロ定義
  • 形式制御
  • EBCDIC_xx キーワードを使用した文字定義

PDFの編集内容については、IBM i 側よりも、プリンターメーカーがノウハウを持っていることが多いのですが、例として、どのような調整ができるのかを幾つか上げてみましょう。

MAXIMUM_PAGE_LENGTH
 ※デフォルトの MPL(1 枚の用紙に印刷できる行数。)
 ※たとえば、デフォルトの66 は、1 インチ当たり 6 行の 11 インチの用紙を意味します。

DEFAULT_CPI?
 デフォルトの CPI(文字ピッチ)
 1 インチ当たりの文字数。

DEFAULT_LPI?
 デフォルトのLPI(1 インチ当たりの行数。)

FIRST_LEFT_POSITION
 用紙の左端からの距離

FIRST_TOP_POSITION
 用紙の上端からの距離

等々、非常に多岐に渡りますので、すべてをご説明するのは難しいです。

メーカー参考:
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/SSEQ5Y_6.0.0/com.ibm.pcomm.doc/books/html/admin_guide30.htm

PDFの編集は、テキストやエディター等を用いて行う事が出来ます。

・・・・・調整できましたか??

では、調整したPDFでどのように印刷が変わるか、チェックしましょう。

PDTへの変換は、プリンターセッションの「プリンター設定」→「PDTの選択」→「PDFの変換」画面でPDFファイルを選択することで可能です。

変換されたPDTを指定して印字を試してみてください。

・・・・・どうでしたか?

もうちょっと、調整が必要そうですね・・・・。

ではもう一度PDFを開いてキーワードを調整していきましょう。

先にお問い合わせ頂いたように、エミュレーターの種類や、当然、出力先プリンターをリプレイスした場合などには、同じPDTで、全く同じように印字されるとは限りません。

作り上げたPDF・PDTもプリンターやエミュレーターのEOSと共に、変更をかける必要があります。

この操作を数度繰り返して、ベストな印字形式を作って行きましょう。

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