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サポートチーム便り2022.07.13

IBM i Access for Web のデータ転送機能について知りたい - 後編 -

Question

PCのリプレイスがあるたびにエミュレータを導入するのが煩わしいので、「IBM i Access for Web」が使用できないか検討しています。

5250のセッションの使用についてはイメージがついているのですが、「IBM i Access for Web」を使用したデータ転送機能について、イメージがわかない為、どのような方法でデータ転送が出来るのか教えてほしいです。

Answer

前回の記事で「1.テーブル」の機能についてご紹介いたしました。

後編では「2.SQLの実行」および「3.テーブルへのデータのコピー」についてご紹介いたします。

2.SQLの実行

その名の通り、SQLを実行する機能です。

SQLなので細かい抽出条件が指定できますが、ネストされた条件はサポートされていないようです。

出力タイプには、プレビューはもちろん、csv、txt、xlsなどがありますが、マニュアルを見る限り、現時点ではxlsxには対応していないようです。

今後の機能拡張に期待したいです。

「要求の保管」をすることで、今回実行した内容を保管することができます。

SQLの実行

3.テーブルへのデータのコピー

PC上のデータを、IBM i (AS/400)上のデータベースにコピーするものです。

ファイルタイプは、csv、txt、xlsなどがあります。SQLの実行と同様、現時点ではxlsxには対応していません。

「要求の保管」をすることで、今回実行した内容を保管することができます。

テーブルへのデータのコピー

また、上記のほか、データベース操作に関する項目には以下のものがあります。これらについては簡単にご紹介します。

  • ユーザー要求

    以前保管した要求を管理する画面です。

  • 要求のインポート

    「IBM i Access for Windows」で作成されたデータ転送要求をインポートすることが可能です。
    ただ、現時点では「IBM i Access Client Solutions(ACS)」で作成されたデータ転送要求はインポートできません。
    こちらも、今後の機能拡張に期待したいです。

  • 照会のインポート

    「DB2 for IBM i Query Manager」によって作成された *QMQRY オブジェクトおよび「Query for IBM i」によって作成された *QRYDFN オブジェクトをインポートすることができます。

「IBM i Access for Web」の設定については、以前別の記事でご紹介していますので、こちらも参考にしていただき、実際に試していただいたほうが分かりやすいかと思います。
https://www.e-bellnet.com/category/technology/1809/1809-95.html

なお、「IBM i Access for Web」の詳細な説明は、IBMナレッジセンターの「IBM i Access for Web の PDF ファイル」にございますので、こちらを参照してみてください。
https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=functions-database

by かんぴょう木綿さん

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